鼉太鼓<Da-daiko>、4年にわたる平成の修理を終えて、初公開(春日大社・奈良)

超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓

重文 《鼉太鼓》(一対のうち左方)
春日大社蔵

世界遺産 奈良の春日大社にて、2019年4月1日(月)より9月1日(日)まで、特別展『鼉太鼓<Da-daiko>-超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓-』が開催されます。

2015年からの本格修理によって復活を果たし本来の伸びやかで繊細かつ荘厳な姿を取り戻した日本最大級の鼉太鼓が、4年ぶりに春日大社に戻り、新旧あわせて二対四基の鼉太鼓が国宝殿にて初めて公開されます。

この春は春日大社国宝殿で鼉太鼓が生み出す超迫力と春日舞楽が醸し出す優雅な雰囲気とに魅了されましょう。

(プレスリリースより)

鼉太鼓について

鼉太鼓(だだいこ)は屋外の舞楽演奏に用いる左方・右方一対の太鼓です。春日大社のものは源頼朝寄進との伝承がある鎌倉時代の作で、総髙6m58cm、重要文化財に指定されています。日本最大級の大きさを誇り、また鎌倉仏師の手による最高峰の彫刻で飾られています。

昭和51年までは春日若宮おん祭で使用されていたため、修補を繰り返していたものの、痛みや汚損は著しく、2015年4月から約4年におよぶ本格修理では、クリーニング、漆地や彩色の剥落止め、材の補足、接着成形などあくまで現状修理を原則として進められました。

クリーニングにより以前にはわからなかった金箔押しや彩色がかなりの箇所に残っていることも確認され、また火焔彫刻の調査によって迫力のある彫りや丁寧な仕上げなど、平家による南都焼き討ちからの南都復興に携わった一流の仏師による製作として大過ないことが認められました。頼朝奉納の伝承があることもうなずける名品です。



主な展示品

鼉太鼓を中心に楽人たちが歴代大切に守り続けてきた重要文化財の舞楽面や国宝の楽器なども合わせて展示されます。

国宝 《蒔絵箏》
春日大社 蔵
  • [上段左]重文《舞楽面 散手》 春日大社蔵
  • [上段右] 重文《舞楽面 新鳥蘇》 春日大社蔵
  • [下段左] 重文《舞楽面 納曾利》 春日大社蔵
  • [下段右] 重文 《舞楽面 《舞楽面 地久》 春日大社蔵

同時開催 企画小展示 アート・オブザサムライ「ART OF THE SAMURAI」

国宝殿・小展示室では、侍の美をテーマに春日大社に伝来する宝物の中でも人気のある武器武具の名品を楽しめる小展示が同時開催されます。
今回は、国宝《黒韋威矢筈札胴丸》(くろかわおどしやはずざねどうまる)を中心に華やかな蒔絵で飾られた馬具や室町時代に発達した籠手や臑当などの貴重な小具足、刀剣類を展示します。

開催期間、休館日、開館時間】は特別展『鼉太鼓』と同様。特別展拝観チケットで観覧できます。

国宝 《黒韋威矢筈札胴丸》 春日大社蔵

開催概要

展覧会名特別展『鼉太鼓<Da-daiko> -超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓-』
開催期間2019年4月1日(月)~9月1日(日)
休館日6月12日(水)
開催場所春日大社国宝殿
〒630-8212奈良県奈良市春日野町160
開館時間10:00~17:00
(入館終了16:30)
拝観料一般500円、大学高校生300円、中小学生200円
お問い合わせ春日大社国宝殿
TEL:0742-22-7788
ホームページ:http://www.kasugataisha.or.jp

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