門外不出の仏像も 特別展「出雲と大和」報道発表会 東京国立博物館

日本のはじまり、ここにあり 特別展「出雲と大和」2020年1月に開催

館内にてチラシが配布されていた、東京国立博物館の2020年最初の特別展「出雲と大和」。

編集部撮影

2019年6月4日に報道発表会が同館の平成館大講堂にて開催され、丸山達也 島根県知事、荒井正吾 奈良県知事も出席しました。

本展は日本の始まりに関わる古代文化の地、島根県と奈良県が東京国立博物館と共同で開催、古代日本の成立や特質に迫ります。

東京国立博物館 井上洋一 副館長
編集部撮影

また、本展は2020年開催のオリンピック、パラリンピックならびに日本博と連携する東京国立博物館の展覧会の第一弾でもあるということです。

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日本のはじまり、ここにあり キーワードは「幽(ゆう)」と「顕(けん)」

令和2年(2020年)は、我が国最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4(720)年から1300年という記念すべき年でもあります。その冒頭に記された国譲り神話によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは「幽」、一方、天皇は大和の地において「顕」を司るとされています。

  • 幽:人間の能力を超えた世界、神々や祭祀の世界
  • 顕:目に見える現実の世界、政治の世界

古代において、出雲と大和はそれぞれ「幽」「顕」を象徴する地として、重要な役割を担っていました。その出雲と大和の名品を一堂に集めた四章構成での展示となり、国宝は20件以上、重要文化財は70件以上が出品されます。

いずれも編集部撮影
写真の右端は東京国立博物館 品川欣也 考古室長

近日中にみどころ特集記事を掲載予定ですが、先行でごく一部だけ出品物を紹介します。

足利義教(よしのり)着用の鎧

スクリーン内は重要文化財 赤糸威肩白鎧(あかいとおどしかたじろよろい)
編集部撮影

室町時代の大鎧の遺品は少なく、貴重な品です。

被葬者を護り鎮める鏡

スクリーン内:重要文化財 画文帯神獣鏡・三角縁神獣鏡
編集部撮影

黒塚古墳の被葬者を護り鎮めた33面の三角縁神獣鏡は、1つの古墳から出土した数としては全国最多で、本展ではその全点が出品されます。

世界最大の円筒埴輪

スクリーン内:重要文化財 円筒埴輪
編集部撮影

前方後円墳の上に並べられた高さ約2.5mの世界最大の円筒埴輪。スクリーン左端の人物のシルエットは身長170cmで、その巨大さが想像できます。

国宝 七支刀(しちしとう)は通期展示

スクリーン内:国宝 七支刀
編集部撮影

石神神宮に伝わる宝剣、国宝の七支刀。表裏あわせて61文字の銘文より、当時の百済国との密接な関係が読み取れます。日本史の一級史料と言えるこの七支刀は通期で展示されます。

門外不出の仏像が初公開

スクリーン内:重要文化財 浮堀伝薬師三尊像
(うきぼりでんやくしさんぞんぞう)
編集部撮影

奈良時代以前の石仏は大変珍しく、さらに横から見ると浮き彫りの様子が良く分かるほどの、奇跡としか言いようがな保存状態です。今回、初公開のこの仏像を東京国立博物館で観覧することができます。


チケット情報

前売券とともに期間限定早割チケットの発売についても発表がありました。販売場所は公式ウェブサイトのオンラインチケット、東京国立博物館正門チケット売り場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、各種プレイガイド。

  • 期間限定早割チケット
     2019年10月5日(土)~11月4日(月・休)
  • 前売券
     2019年11月5日(火)~2020年1月14日(火)

特別展「出雲と大和」概要

項目内容
展覧会名日本書紀成立1300年 特別展「出雲と大和」
会期2020年1月15日(水)~3月8日(日)
前期:2020年1月15日(水)~2月9日(日)
後期:2月11(火・祝)~ 3月8日(日)
会場東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間午前9時30分~午後5時
金曜・土曜は午後9時まで開館
入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日、2月25日(火)
ただし2月24日(月・休)は開館
主催東京国立博物館、島根県、奈良県、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
お問い合わせ03-5777-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト

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続報入り次第お伝えします

読者プレゼントも企画予定です。お楽しみに。