[見どころと会場レポ]「両陛下と文化交流 ―日本美を伝える―」東京国立博物館 

宮内庁所管の皇室ゆかりの作品

報道内覧会にて編集部撮影

最終更新:2019年3月5日 報道内覧会取材:会場の写真を追加掲載


東京国立博物館にて特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流―日本美を伝える―」が2019年3月5日(火)より 開催されています。宮内庁が所管する皇室ゆかりの作品の中から、天皇陛下御即位の儀式に際して東山魁夷、高山辰雄が平成2年(1990)に制作した「悠紀・主基地方風俗歌屛風」や、天皇皇后両陛下が外国御訪問の際にお持ちになって紹介された作品などが展示されます。会期は4月29日(月・祝)まで。

会場レポート

本展は正門から入って正面の東京国立博物館本館内での開催となります。

会場入口 報道内覧会にて編集部撮影
入り口には天皇皇后両陛下のパネルが
報道内覧会にて編集部撮影
会場の展示のようす
報道内覧会にて編集部撮影
  • 左:松竹薔薇蒔絵十種香道具 宮内庁三の丸尚蔵館(展示ケース内)
  • 右:赤縮緬地吉祥文様刺繍振袖(展示ケース内左)、黒紅綸子地落瀧津文様振袖(展示ケース内右) いずれも宮内庁侍従職所管
  • ※報道内覧会にて編集部撮影
第二会場の入り口
報道内覧会にて編集部撮影

「養蚕天女」 高村光雲作

皇居紅葉山御養蚕所では、近代以降の歴代皇后が、明治期に昭憲皇太后が始められた皇室御養蚕を引き継がれています。本作品は、純国産種の繭・小石丸を手にし、頭には蚕蛾の宝冠をつけ、足下には桑の葉が添えられた、優美な女神像であり、御養蚕の守護神として制作されたものです。作者は、近代彫刻を牽引して活躍した高村光雲。光雲は皇室の御用も多く手がけました。本展では、皇后陛下が大切にされてきた御養蚕の伝統と日本文化の関わりを紹介します。※展示期間:3月5日(火)~31日(日)

「養蚕天女」高村光雲作 大正13年(1924)宮内庁三の丸尚蔵館蔵展示期間:3月5日(火)~31日(日)

「小栗判官絵巻」 岩佐又兵衛筆

近年、人気の高い江戸時代初期の画家、岩佐又兵衛(1578-1650)とその工房により制作された絵巻。全15巻、全長約324メートルにも及ぶ大作で、近世初期の優品です。主人公の小栗と照手姫の恋愛譚を中心として、浄瑠璃の語りそのままに画面が展開するユニークな絵巻です。今上天皇が平成10年(1998)の英国、平成17年(2005)のノルウェー御訪問の折に、紹介、展示されました。※会期中、巻替あり。

「花鳥十二ヶ月図」 酒井抱一筆

酒井抱一(1761~1828)が文政6年(1823)に制作した作品。花鳥図や草花図を得意とした抱一には、数種類の同主題の作品が知られますが、本作は構図が整い配色も鮮明な優品で、日本の四季の美しさを瀟洒ながら優美に表した作品です。今上天皇が平成21年(2009)のカナダ御訪問の折に、紹介、展示されました。※展示期間4月2日(火)~29日(月・祝)



宮内庁三の丸尚蔵館

皇居東御苑内、大手門近くに位置する三の丸尚蔵館は、皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が平成元年(1989)6 月、国に寄贈されたのを機に、これらを環境の整った施設で大切に保存・管理するとともに、調査・研究を行い、併せて一般にも展示公開することを目的として、平成5年(1993)11月3日に開館しました。その後、故秩父宮妃のご遺贈品、香淳皇后のご遺品、故高松宮妃のご遺贈品、三笠宮家のご寄贈品が加わり、現在約9,800点の美術品類を収蔵し、テーマに沿った展示を通して、公開されています。

音声ガイド

音声ガイドの案内役はフリーアナウンサーの山根基世さんが担当。ほぼ全ての展示物について解説がついています。

開催概要

日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」 ―皇室の至宝・国宝―

項目内容
名称特別展 御即位30年記念「両陛下と文化交流 ―日本美を伝える―」
会期2019年3月5日(火)~4月29日(月・祝)
※3月25日(月)、4月29日(月・祝)を除く月曜休館
会場東京国立博物館 本館特別4・5室
主催東京国立博物館、宮内庁、文化庁、読売新聞社
開館時間午前9時30分~午後5時
※金・土曜日は午後9時まで
※入館は閉館の30分前まで

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