1100本もの矢が飛ぶ!特別展「三国志」 会場レポ 東京国立博物館

特別展「三国志」 東京国立博物館 平成館にて2019年7月9日(火)より開幕

  • 記事中の写真は全て報道内覧会にて編集部撮影によるものです。転載、引用の全てを禁止します。

東京国立博物館 平成館(上野公園)では、2019年7月9日(火)より日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」が開催されます。開催決定発表の時点からSNS等で話題を呼んでいた同展。この夏、一番の人気と混雑が予想される展覧会といえるでしょう。会期は2019年7月9日(火)から9月16日(月・祝)まで。

編集部では開幕に先立って開催された報道内覧会を取材してきました。

本展の合言葉は「リアル三国志」。三国志は小説、漫画、ゲームなど、日本でも非常に人気の高いコンテンツです。展示ではこれらのコンテンツに対し、実物史料によって考古学ならではの、新たな三国志像の再構築を目指すというもの。漢から三国の時代の文物を最新の研究成果によって読み解いて行きます。

写真右側:関羽像(かんうぞう) 明時代・15~16世紀 新郷市博物館蔵

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会場レポ

選べる2種類の音声ガイド

吉川晃司さんがナビゲーターを務める『特別展「三国志」音声ガイド』(貸出価格1台550円(税込))と、ゲーム「真・三國無双」シリーズのキャラクターがナビゲートする『特別展「三国志」 「真・三國無双」シリーズ コラボレーションガイド』(貸出価格1台800円(税込))の2種類の音声ガイドから選ぶことができます。

会場内は写真撮影OK

本展は、一般のお客さんの会場内撮影がOKです。東京国立博物館の特別展としてはレアケースなのではないでしょうか。(フラッシュ撮影、三脚や自撮り棒禁止などのきまりがありますので、掲示を必ずご確認下さい。)

1100本の矢が飛び、壁には400本が!!

第3章 の魏(ぎ)・蜀(しょく)・呉(ご)―三国の鼎立(ていりつ)では、天井に1100本もの矢をディスプレイ。壁にも400本もの矢が刺さっています。ギャラリートークでの説明によると赤壁の戦いをイメージしたということです。この展示室では、出土した武器を三国時代の水上戦の解説とともに鑑賞できます。

1/1 曹操の墓 曹操高陵の展示

曹操高陵(そうそうこうりょう)の墓の一部を実寸大で再現しています。

世界一短い「三国志」

磚(せん)とは墓室の構築に用いられた煉瓦。280年に晋が呉を滅ぼして三国時代が終わったことを伝えるもので、「大歳庚子晋平呉天下大平」のわずか十一文字で三国時代の終結を今日に伝える資料であり、世界一短い「三国志」といえます。

「晋平呉天下大平」(しんごをたいらげてんかたいへい)磚(せん)
1985年、江蘇省南京市江寧区索墅磚瓦廠1号墓出土
西晋時代・280年 南京市博物総館蔵


編集後記(記者の感想など)

 会場には横山光輝『三国志』の原画なども展示され、交錯するリアルとコンテンツとしての三国志を比べながら、世界に入っていくことができます。
 曹操高陵の展示の入り口は、細い通路を発掘するイメージで進んでいく形です。混雑時はここで並ぶ形になると思いますが、逆に動線フリーにして何も見えなくなることを防げそうで、おそらくは気長に並んでいれば順番に観覧できるということになると思います。夏休み時期の開催ということで混雑は予想されますが、時間に余裕をみて、おさえておきたい展覧会です。

会場内特設ショップ

本展オリジナルグッズの「赤兎馬ぬいぐるみマスコット」、人気ゲーム「三國志」「真・三国無双」シリーズ、横山光輝の漫画「三国志」などとのコラボグッズも多数登場、会場内特設ショップもかなりの充実ぶり。

特別展「三国志」(東京国立博物館)

  • 日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」
  • 東京国立博物館 平成館(上野公園)
  • 開催中~9月16日(月・祝)
  • 開館時間:午前9時30分~午後5時
    • ※金・土曜は午後9時まで(入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日:月曜、7月16日(火) ※ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)は開館
  • 展覧会公式HP : https://sangokushi2019.exhibit.jp/

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