[会場レポ]御即位記念特別展「正倉院の世界 - 皇室がまもり伝えた美 - 」(東京国立博物館)

御即位記念特別展「正倉院の世界 - 皇室がまもり伝えた美 - 」

編集部撮影

 東京国立博物館では2019年10月14日(月・祝)より御即位記念特別展「正倉院の世界 - 皇室がまもり伝えた美 - 」が開催されます。天皇陛下の御即位を記念し、正倉院宝物を中心とした飛鳥・奈良時代の国際色豊かな造形文化に焦点を当てた特別展で、皇室が守り伝えてきた正倉院宝物と法隆寺献納宝物が同時に公開されます。世界的にも貴重な文化遺産を目にするまたとない機会と言えるでしょう。

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螺鈿紫檀五絃琵琶も展示

歴史の教科書等で見たことがある方も多い、正倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」も展示されます。

古代インドに起源を持つ五弦琵琶。その唯一の作例として有名な本作。撥(ばち)を受ける部分にはラクダに乗って琵琶を演奏する人物が表されています。『国家珍宝帳』記載の品であり、古代東洋の工芸史上、最高傑作と呼ぶべき至宝です。

螺鈿紫檀五絃琵琶 唐時代・8世紀 正倉院宝物
【前期展示10月14日~11月4日】

会場レポート(展示のようす)

 編集部では開幕に先だって開催されたプレス内覧会を取材してきました。記事後半には展示品一部を大きな画像で紹介しています。ここでは展示会場の雰囲気を一足はやく味わっていただければ。

  • 記事中、編集部撮影とあるものは、2019年10月13日に開催されたプレス向け内覧会にて編集部が撮影したものです。その他の展示物写真等も許可を得て掲載しております。記事中の画像及び文章等の一切の引用、転載等を禁止いたします。

 展示後半のハイライトの一つ、 正倉院の宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」 。現代でいうと小ぶりなギターくらいの大きさです。裏側の装飾をじっくり見られるような展示方法がなされています。

  • 全て編集部撮影

会場限定グッズ

  • 全て編集部撮影

 第一会場と第二会場の間の特設ミュージアムショップでは、多彩な限定グッズが勢揃い。レジ上パネルによると限定グッズは下記が販売されています。

  • 絵葉書 各種(165円)、チケットホルダー(440円)、両面ストラップ(550円)、ボールペンセット(2本組、880円)、ぽち袋6枚セット(660円)、はんこ 各種(880円)、Wクリアファイル(660円)、一筆箋(550円)、型抜き付箋(550円)、金属しおり(990円)、刺繍わっぺん 各種(880円)、マスキングテープ 各種(550円)、缶マグネット 各種(550円) 星果庵金平糖(864円)、榮太樓飴(594円)、マーブルチョコ缶(918円)、小山園お茶缶(1,188)、天極堂葛湯(1,080円)- ※全て税込金額

展覧会のみどころと展示品一部

まさに令和元年の本年にふさわしい、日本文化を世界に発信する展覧会です。

  • 皇室が守り伝えた正倉院宝物と法隆寺献納宝物の代表作を一挙公開
  • 法隆寺献納宝物、正倉院宝物、夢の共演
  • 約9000点の宝物を1260年以上にわたり伝えた「正倉院」を知り、そのスケールを体感

1章 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物

『国家珍宝帳』に記された宝物を中心として、聖武天皇と光明皇后ゆかりの品々を紹介。8世紀の我が国を代表する至宝を観覧できます。

国家珍宝帳(部分) 奈良時代・天平勝宝8歳(756) 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

[左]平螺鈿背八角鏡 唐時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】
[右]国宝 海磯鏡 唐または奈良時代・8世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【通期展示】

2章 華麗なる染織美術

法隆寺献納宝物の作品とともに世界最古の伝世品として知られる
正倉院の染織品。その代表的な作品が一堂に会します。


紺夾纈絁几褥 奈良時代・8世紀 正倉院宝物
【後期展示11月6日~24日】
墨画仏像 奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

3章 名香の世界

正倉院を代表する香木である黄熟香を中心として、法隆寺献納宝物として伝来する沈水香などの香木、火舎や薫炉といった香を焚くために用いる道具が紹介されます。

黄熟香(蘭奢待) 東南アジア 正倉院宝物 【通期展示】

4章 正倉院の琵琶

古代楽器の宝庫でもある正倉院。古代中国や朝鮮半島の、すでに現地では失われてしまった楽器を伝えているという点では、世界の音楽史上に特筆すべきものでしょう。螺鈿紫檀五絃琵琶、紫檀木画槽琵琶の正倉院を代表する二つの琵琶を中心として、本年完了した模造事業の成果も紹介されます。

紫檀木画槽琵琶 唐または奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】

5章 工芸美の共演

我が国の7世紀美術を代表する法隆寺献納宝物と8世紀美術を代表する正倉院宝物。この章では主に二つの宝物を同時に展示することで、飛鳥時代から奈良時代にかけての作品の形のうつりかわり、また美意識の特色についても見ていきます。

[左]漆胡瓶 唐または奈良時代・8世紀 正倉院宝物 【後期展示11月6日~24日】 [右]国宝 竜首水瓶 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【後期展示11月6日~24日】

[左]重要文化財 伎楽面 酔胡王 飛鳥時代・7世紀 東京国立博物館(法隆寺献納宝物)【前期展示10月14日~11月4日】
[右]伎楽面 酔胡王 奈良時代・宝亀9年(778) 正倉院宝物 【前期展示10月14日~11月4日】

6章 宝物を守る

明治以降本格化した正倉院宝物の調査と修復作業に焦点をあて、あわせて帝室博物館時代の東京国立博物館と正倉院のつながりも紹介。

正倉院御物修理図 稲垣蘭圃筆 明治22年(1889) 東京国立博物館 【通期展示】

開催概要

項目内容
展覧会名御即位記念特別展「正倉院の世界 - 皇室がまもり伝えた美 - 」
主催東京国立博物館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
協賛岩谷産業、大和ハウス工業、丸一鋼管
会期2019年10月14日(月・祝)〜11月24日(日)
– 前期:10月14日(月・祝)~11月4日(月・休)
– 後期:11月6日(水)~11月24日(日)
会場東京国立博物館 平成館(上野公園)
開館時間午前9時30分~午後5時
※金曜・土曜、11月3日(日・祝)、4日(月・休)は午後9時まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日月曜日、11月5日(火)
ただし10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館
お問い合わせ(03)5777-8600(ハローダイヤル)

観覧料

[観覧料]当日券前売券団体券
一般1,700円1,500円1,400円
大学生1,100円900円800円
高校生700円500円400円
  • ※ 中学生以下無料、団体20名以上。
  • ※前売券は7月19日(金)から10月13日(日)までの間、東京国立博物館正門チケット売り場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、展覧会公式サイト、各種プレイガイドにて販売。
  • ※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。

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