特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」みどころ紹介

門外不出の国宝・百済観音が23年ぶりに東京にお出まし

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ポスタービジュアル


 特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」が 東京国立博物館 本館特別4室及び特別5室(上野公園)にて開催されます。聖徳太子により建立され、奈良・斑鳩の地に立つ法隆寺。日本最古の木造建築物であり、1993年に日本で最初の世界遺産に認定されました。その金堂にあった壁画は昭和24年(1949)の火災により大半が焼損して、この火災を期に文化財保護法が成立することとなります。

※ 現在、東京国立博物館の臨時休館に伴い開幕日未定~5月10日(日)となっています。

 2020年は文化財保護法の成立から70年となる節目の年でもあり、本展では「法隆寺金堂壁画」の優れた模写の他、金堂壁画や文化財を未来へ伝える取り組みも紹介されます。

 また、本展は日本博の中心となる事業でもあり、日本のみならずこの混沌とした世界を救いたいという法隆寺と東京国立博物館の想いから、門外不出と言われた国宝・百済観音の展示が実現。寺外で公開されるのは東京では23年ぶりとなります。

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スペシャルサポーターに女優・木村多江さんが就任

木村多江さん

 本展のスペシャルサポーターに、映画やテレビなどで活躍し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ、数々の賞を受賞されている木村多江さんの就任が決定。その高い演技力とともに、和服が似合う女性としても各方面から支持を集めています。スペシャルサポーター就任とともに、音声ガイドのナビゲーターも担当、木村さんが展覧会の音声ガイドに挑戦されるのは初めてということです。

木村多江さんの スペシャルサポーター就任 メッセージ
日本には美しいものが沢山あり、
年々、それを知りたい、感じたいと思うようになりました。
そんな中、日本の美の継承に関わらせていただける機会を
いただけましたこと、大変光栄に思っております。
皆さまを少しでも、法隆寺の美の世界に誘う
お手伝いができたら嬉しいです。
どうぞ、東京国立博物館へ、
尊い世界にお越しくださいませ。

プロフィール 木村多江:1971 年生まれ。東京都出身。女優。
舞台女優として活動後、1996 年ドラマデビュー。2008 年、初主演となる映画「ぐるりのこと。」では、第32 回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ他多くの映画賞を受賞。主な代表作はCX「大奥」、映画「ゼロの焦点」、NHK 連続テレビ小説「とと姉ちゃん」、映画「東京島」、NTV「あなたの番です」など。また、2014 年からNHK BS プレミアム「美の壺」にて天の声も務めている。


世界遺産・法隆寺

  • [左] 国宝 法隆寺金堂と五重塔 写真飛鳥園
  • [右] 1949年 焼けた金堂壁画に合掌する佐伯定胤・法隆寺貫主

 1993年に日本で最初の世界遺産となった法隆寺。その西院伽藍の中心をなし、世界最古の木造建築である金堂には、およそ1300年前の飛鳥時代に描かれた壁画がありました。東洋仏教絵画の白眉と言われた貴重なこの壁画は、戦後間もない昭和24年(1949)の火災により大半が焼損してしまいましたが、焼損前に描かれた模写の数々やガラス乾板などが残されているおかげで、今でもその威容をうかがい知ることができます。さらに、本展覧会の開催にあわせて、国宝・百済観音の特別出品が決定。飛鳥彫刻を代表する本像は、あたかも天を指すようなすらりと伸びた体軀(像高約210cm)に、優しく微笑みかける柔和な尊顔が華麗な光背に映え、見る人の心を惹きつけます。

作品紹介

法隆寺金堂壁画 模本

 法隆寺金堂壁画はその美術史的な価値だけでなく、さまざまな立場の人によって継承、保護されてきた点においても特別な存在と言えます。本展では壁画をめぐる多くの人々の願いや思いがこもった模本の数々を、背景にある物語とともに紹介します。

  • [左] 法隆寺金堂壁画(摸本) 第1号壁 釈迦浄土図 桜井香雲摸 明治17年(1884)頃 東京国立博物館蔵 前期(3/13~4/12)展示
  • [中] 法隆寺金堂壁画(摸本) 第6号壁 阿弥陀浄土図 桜井香雲摸 明治17年(1884)頃 東京国立博物館蔵 後期(4/14~5/10)展示
  • [右] 法隆寺金堂壁画(摸本) 第10号壁 鈴木空如摸
  • [左] 法隆寺金堂壁画(再現壁画) 第12号壁 十一面観音菩薩像 前田青邨ほか筆 昭和43年(1968) 法隆寺蔵 後期(4/14~5/10)展示 写真便利堂
  • [右] 法隆寺金堂壁画(複製) 第3号壁 観音菩薩像 便利堂制作 明治12年(1937) 安田一氏寄贈・東京国立博物館蔵 後期(4/14~5/10)展示

国宝・百済観音立像

 門外不出といわれた至高のみほとけ、国宝・百済観音立像。寺外で公開されるのは東京では23年ぶりとなります。

 江戸時代以来、法隆寺では百済観音を「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」と呼んでいました。明治時代までは百済観音像は宝冠をつけていませんでしたが、明治44年(1911)に法隆寺の土蔵からその宝冠が発見されます。宝冠の正面には観音菩薩の象徴である阿弥陀如来の姿が表されていたため、これ以降、観音菩薩であることが確定しました。

  • [左] 国宝 観音菩薩立像(百済観音) 飛鳥時代・7世紀 法隆寺蔵 通期 写真飛鳥園
    [中] 国宝 観音菩薩立像(百済観音)(部分) 飛鳥時代・7世紀 法隆寺蔵 通期 写真飛鳥園
    [右] 国宝 観音菩薩立像(百済観音)(部分) 飛鳥時代・7世紀 法隆寺蔵 通期 写真飛鳥園

国宝・毘沙門天立像、国宝・吉祥天立像

  • [左] 国宝 毘沙門天立像 平安時代・承暦2年(1078) 法隆寺蔵 通期 画像提供;奈良国立博物館(撮影:森村欣司)
  • [右] 国宝 吉祥天立像 平安時代・承暦2年(1078) 法隆寺蔵 通期 画像提供;奈良国立博物館(撮影:森村欣司)

開催概要

特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」

  • 会期:開幕日未定~5月10日(日)
    前期:3月17日(火)~4月12日(日)/後期:4月14日(火)~5月10日(日)
  • 会場:東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室
  • 開館時間:午前9時30分~午後5時(金曜・土曜は午後9時まで) ※入館は閉館の30分前まで
  • 問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
  • 展覧会公式HP https://horyujikondo2020.jp/

観覧料、その他割引等については展覧会公式HPをご確認ください。

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