鏑木清方の幻の名作《築地明石町》、5億4千万円で新収蔵、11月に公開

東京国立近代美術館 鏑木清方の幻の名作《築地明石町》を収蔵

6月24日、東京国立近代美術館(東京・竹橋)は、鏑木清方(1878-1972)の幻の名作《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》、《浜町河岸》(どちらも1930年)を新収蔵し、「鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開」展として2019年11月1日(金)から12月15日(日)の期間、公開することを発表しました。

鏑木清方作 《築地明石町》は、1927年に発表され、帝国美術院賞を受賞、清方を名実ともに日本を代表する画家に押し上げた作品です。1975(昭和50)年以来、44年もの間、所在不明となっていましたが、東京国立近代美術館では長年の間、所蔵者等の作品情報を地道に追い続け、本年6月に三部作をあわせて5億4千万円で購入しました。

  • [左]独立行政法人国立美術館理事長 柳原正樹氏 「日本の優れた名品の海外流失を防いだ形にもなった、学芸員の地道な努力にも、ぜひ注目して欲しい」
  • [右]東京国立近代美術館 主任研究員 鶴見香織氏 「(三部作は)日々、重文《三遊亭円朝像》などにおける清方の技術を見慣れている我々でもびっくりするような素晴らしい作品で、ぜひ多くの人にみてもらいたい」
  • 報道発表会にて編集部撮影

東京国立近代美術館の講堂で行われた報道発表後、11月に公開される《築地明石町》、《新富町》、《浜町河岸》が報道陣にこの日限定で先行公開されました。

※全て、編集部撮影による
※この写真は報道発表時のものです。特別公開は11月1日(金)からとなりますのでご注意下さい。

2022年には「没後 50 年 鏑木清方展」(仮称)を開催予定

2022(令和 4)年に、東京国立近代美術館では1999年の回顧展以来2度目、京都国立近代美術館では初めてとなる両館で巡回する回顧展が開催されることも発表されました。詳細は後日発表とのことです。

鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開

  • 2019年11月1日(金)~12月15日(日) 計39日間
  • 東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー10室
  • 開館時間 午前10時~午後5時、金曜・土曜は午後8時まで(入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日 月曜日(ただし11月4日は開館)、11月5日

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