[行ってきた]かなり詳しい「ルーベンス展」みどころ紹介

会場入口
報道内覧会にて編集部撮影

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開催中「ルーベンス展―バロックの誕生」

10月16日より上野公園の国立西洋美術館で「ルーベンス展―バロックの誕生」が開催中です。ペーテル・パウル・ルーベンスといえば、『フランダースの犬』。最終回でネロとパトラッシュが天に召されるシーンの聖母大聖堂の祭壇画で日本では知られていますが、西洋では圧倒的にルーベンスの方が知られています。17世紀ヨーロッパを代表し「王の画家にして画家の王」と呼ばれたこのルーベンスを、本展覧会ではイタリアとのかかわりに焦点を当てて紹介します。

この記事では、ルーベンス最後の大作といわれる《聖アンデレの殉教》の出品など、見どころ満載の本展の魅力を、開幕に先立って行われた報道内覧会での取材による会場レポート、そして展示作品の一部の画像でご紹介します。

ルーベンス展の見どころ まとめ

日本初公開!ルーベンス最後の大作が来日

まず特筆すべきは、ルーベンス最後の大作といわれる《聖アンデレの殉教》の出品。

ペーテル・パウル・ルーベンス《聖アンデレの殉教》 1638-39年 油彩/カンヴァス 306cm×216cm<br />マドリード、カルロス・デ・アンベレス財団 Fundación Carlos de Amberes, Madrid

ペーテル・パウル・ルーベンス《聖アンデレの殉教》 1638-39年 油彩/カンヴァス 306cm×216cm
マドリード、カルロス・デ・アンベレス財団 Fundación Carlos de Amberes, Madrid

この大画面には、ヤコブス・デ・ウォラギネの「黄金伝説』に記述された、聖アンデレの殉教場面のクライマックスが描かれています。ギリシャのパトラスにて、ペテロの兄弟で漁夫のアンデレは、ローマ総督アイゲアテスによって十字架にはりつけにされました。2日間十字架に残されたアンデレは、彼を取り巻いていた2万人の人々に教えを説きました。アイゲアテスに怒った人々が脅したため、彼はアンデレを十字架から外すよう部下に命じましたが、アンデレは生きたまま十字架から降りることを拒絶し、祈りをとなえました。するとその瞬間に天から一条の光がさし、彼の霊は光とともに昇天したというシーンです。

本邦初公開含むルーベンス作品約40点が10ヵ国より集結

“絵筆の熱狂”と称される筆さばき、バロック美術の巨匠らしい豊穣な作品をお楽しみください。

3メートル級の大作・祭壇画が一堂に並ぶ、圧巻の展示構成

《聖アンデレの殉教》(縦3m)、《エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち》(横3.5m)等を観賞出来ます。

アントワープ聖母大聖堂の祭壇画を“ほぼ原寸大”4Kで再現

『フランダースの犬』最終回で有名な《キリスト降架》を含む大作を極上映像+音声で上映。

会場レポ

会場入口
報道内覧会にて編集部撮影

10月15日に行われた報道内覧会を取材して来ました。会場の展示の様子などをお伝えします。

展示のようす

本展は時系列ではなく、テーマ別に分けられた構成となっています。非常に大勢の報道陣が詰めかけていました。

報道内覧会の様子 編集部撮影
画面の中央は《聖アンデレの殉教》

ルーベンス最後の大作といわれる《聖アンデレの殉教》。素早い筆使い、生命に溢れた躍動感。近くではっきり見られるのは非常に稀な機会ということです。

報道内覧会の様子:編集部撮影

報道内覧会の様子
編集部撮影

ミュージアムショップ

報道内覧会にて編集部撮影

報道内覧会にて編集部撮影

非常に豪華な図録は税込み3000円。なんと表紙が2種類から選べます。どちらを買うか迷いますねー。

混雑情報(公式Twitterについて)

公式Twitterも混雑情報や展覧会の見どころについてつぶやいています。

次のページより展示作品の一部をご紹介します。
モモン

ライター:

モモモサーバー編集長。好きな食べものはカレーパンとパイナップル。興味のあることにどんどん首を突っ込んで行きたい。どちらかというと映画よりも展覧会やの方が自分のペースで楽しめるので気に入っている。