[みどころと会場レポ]連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」

展示会場入口<br />記者内覧会にて編集部撮影

展示会場入口
記者内覧会にて編集部撮影

連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」会場レポとみどころ紹介

川崎市市民ミュージアムにて2018年9月22日(土)より 連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか…… が開催されています。(会期は11月30日(金)まで)。

孤高の超A級スナイパーとして圧倒的な存在感を放つ劇画『ゴルゴ 13』。本名、国籍、生年月日などすべて不詳ながら、任務遂行の姿勢、名言、信条などは、大勢のファンの心をとらえて離しません。『ビッグコミック』(小学館)での連載開始は1968年11月。総発行部数は2億部を突破、コミック界における連載最長記録を更新し続けています。(プレスリリースより)

初公開となる貴重な原画の数々や、門外不出だったさいとう・プロダクション内“武器庫”のモデルガンを展示のほか、ゴルゴ愛用の銃「アーマライト M16」のモデルガンを体感できるコーナーや仕事場の再現コーナーも設置、さらに分業によるゴルゴ制作の裏側にも迫ります。

:初掲載/:報道内覧会・開会式取材による会場レポートを追加更新

この記事では、連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか…… の展示のみどころ、展示作品の一部を紹介する他、実際の会場に足を運び、展示の様子や感想なども掲載、ご紹介しています。

開催概要

川崎市市民ミュージアムは漫画部門を設立した日本初の美術館で、今年で開館30周年を迎えます。まだ漫画がアートとして認知されていない時代より収集を続けており、漫画の収蔵は6万点に及びます。

展覧会メインビジュアル

展覧会メインビジュアル

  • 連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか……
  • 2018年9月22日(土)~11月30日(金)
  • 川崎市市民ミュージアム 企画展示室 1、アートギャラリー1・2・3

会場の様子

9月21日、展覧会公開に先立って開催された報道内覧会及び開会式を取材してきました。

開会式

さいとう・たかを先生<br />開会式にて編集部撮影

さいとう・たかを先生
開会式にて編集部撮影

開会式には、さいとう・たかお先生もご出席されました。挨拶で壇上に立たれた先生は「50年も続けていることは奇跡にも思える。作品そのものは自分の手から離れ、いまや読者や雑誌のものになっていて、そういったいろいろな人のご協力でなりたっている。50年も読んでくれてありがとう、描けるうちはまだまだがんばりたいのでこれからもよろしくお願いします。」などとコメントしました。

報道内覧会より一足先に展示のようすをご紹介

展示会場<br />記者内覧会にて編集部撮影

展示会場
記者内覧会にて編集部撮影

「ビックコミック1969年新年特大号」

「ビックコミック1969年新年特大号」

1969年に発表された第一話より。担当学芸員の誉田(こんだ)さんによると、ネオンの光がゴルゴを照らし、その後アップのコマへ移行というように、あたかも映画のワンシーンのようなカメラワークが使われている。この映画のようなコマ割りが作品の特徴ということです。会場内には、この展覧会でしか観られない、雑誌にも単行本でも掲載されなかった幻の扉絵の展示も。「原画でしかわからない細かい表現にもぜひ注目してください。」(誉田さん)

展示会場<br />記者内覧会にて編集部撮影

展示会場
記者内覧会にて編集部撮影

ゴルゴが愛用する「アーマライト M16」のモデルガンを実際に構えてスコープを覗くことができる体験&撮影コーナー。会場内にはところどころ撮影OKのフォトスポットがあります。

展示会場<br />記者内覧会にて編集部撮影

展示会場
記者内覧会にて編集部撮影

作品に登場した女性100人に壁一面に紹介。ゴルゴが愛したとされる女性はどれかわかりますか?

右がさいとうプロの、そして左がさいとう・たかを先生の仕事場の再現。タバコを楽しみながら執筆されるそうで、ホワイトをタバコの火で乾かすのだそうです。そのため、机の焦げ対策として金属製の板が机上に!

感想など

展示会場<br />記者内覧会にて編集部撮影

展示会場
記者内覧会にて編集部撮影

『ゴルゴ13』は現在190巻が単行本として刊行されていますが、文庫版、コンビニ売りのものなど非常に多くのバリエーションが存在し、全て合わせると400種類を超えるそうです。既存の漫画家中最多の仕事量をこなすといわれる先生ですが、早くから漫画界で分業制を確立しており、映画同様にプロダクションとして作品を制作されています。

「根性」ではなく「システム」の変革によって成果を上げていく、いまだに日本の企業が不得意としていることをすでに50年も続けているとは偉大なことです。(とは言っても、先生も60時間仕事して4時間だけ寝て…の頃があったと仰っていましたが…)今回、最後のセクションで紹介されていますので、ぜひチェックを。

物販も充実!<br />編集部撮影

物販も充実!
編集部撮影

展示のみどころやポイント

M16 フルスクラッチ(さいとう・プロダクション「武器庫」より)

M16 フルスクラッチ(さいとう・プロダクション「武器庫」より)

全体は5章構成。全エピソードから厳選のほぼ初公開となる「究極のゴルゴ」原画39点の他、ゴルゴの愛用品やお宝シーンなどをパネルでご紹介する展示にはじまり(第1章「軌跡」)、ゴルゴが愛用する銃のモデルガン「アーマライト M16」を実際に構えてスコープを覗くことができる体験&撮影コーナー(第2章「狙撃」)、さらには作品に登場した女性100人が壁一面に紹介される第3章「女性」など、『ゴルゴ13』の世界を立体的に体感できる展示となります。

また、第4章「制作」ではプロダクションのスタッフが作品を描くために自身の手で制作した門外不出のモデルガン等が、さいとう・プロダクションの「武器庫」から集結。さいとう・プロダクションの仕事場の再現コーナーでは、ゴルゴの等身大フィギュアとともに記念撮影が可能です。

さらに、第5章「人気」ではゴルゴをモチーフに制作された省庁や企業のポスター、グッズに加え、著名人から送られた「ゴルゴへのラブレター」など、ゴルゴ作品の人気の高さを紹介。『別冊ビッグコミック』『ビッグコミック増刊』(小学館)の全巻展示も。

なんと!あの山本恭司が展覧会公式テーマ曲を制作、スペシャルライブも!

11月4日には本展のテーマ曲『13th Shot』を制作したロックバンドBOWWOWのギタリスト山本恭司が、1Fの映像ホールでスペシャルライブを行います。応募締め切りは10月21日(日)。参加費は2,500円で展示も観覧できるというお得すぎる内容。詳細は公式サイトを御覧ください。

  • 11月4日(日)14:00~15:00
  • 1F 映像ホール
  • 270名
  • 2,500円(左記料金で展覧会もご覧いただけます)
  • 申込は10月21日(日)応募締切(抽選)
  • 応募多数の場合は抽選のうえ、10月24日(水)(予定)にメールで結果お知らせ

川崎市市民ミュージアムの申し込みページ

山本恭司 弾きまくりライブ『13th Shot!!』

展示作品の一部をご紹介

左:『ビッグ・セイフ作戦』 ©さいとう・たかを右:『死に絶えた盛装』 ©さいとう・たかを

左:『ビッグ・セイフ作戦』 ©さいとう・たかを
右:『死に絶えた盛装』 ©さいとう・たかを

左:『銃殺人ひとり』 ©さいとう・たかを右:『夜は消えず』 ©さいとう・たかを

左:『銃殺人ひとり』 ©さいとう・たかを
右:『夜は消えず』 ©さいとう・たかを

左:『クレムリン名簿』 ©さいとう・たかを右:『潮流激る南沙』 ©さいとう・たかを

左:『クレムリン名簿』 ©さいとう・たかを
右:『潮流激る南沙』 ©さいとう・たかを

左:『スティンガー』 ©さいとう・たかを右:SP コミックス 96 巻 表紙 ©さいとう・たかを

左:『スティンガー』 ©さいとう・たかを
右:SP コミックス 96 巻 表紙 ©さいとう・たかを

左: 『アームストロングの遺言 前編』 ©さいとう・たかを右:『海へ向かうエバ』 ©さいとう・たかを

左: 『アームストロングの遺言 前編』 ©さいとう・たかを
右:『海へ向かうエバ』 ©さいとう・たかを

開催概要

項目 内容
展覧会名 連載50周年記念特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」用件を聞こうか……
会期 2018年9月22日(土)~11月30日(金)
休館日 毎週月曜日(ただし9月24日、10月8日は開館)、
9月25日(火)、10月9日(火)
開館時間 9:30~17:00(最終入場16:30 まで)
会場 川崎市市民ミュージアム 企画展示室 1、アートギャラリー1・2・3
主催 川崎市市民ミュージアム、読売新聞社
特別協力 さいとう・たかを劇画文化財団
企画協力 さいとう・プロダクション、小学館、リイド社
協力 堺市

観覧料

項目 観覧料
一般 1,200円(960円)
65歳以上・大学生 高校生 1,000 円(800円)
中学生以下 無料
  • ()内は 20 名以上の団体料金。
  • 障害者手帳等をお持ちの方およびその介護者は無料。