東洋文庫ミュージアムのエントランス
編集部撮影

だれが悪人といったのか。だれが英雄といったのか。

駒込の東洋文庫ミュージアムにて「悪人か、ヒーローか villan or Hero」展が開催されています。始皇帝、玄宗、曹操、平清盛、北条政子、織田信長に春日局、石川五右衛門…。歴史上でおなじみの人物の虚像と実像に迫る、非常にユニークな展覧会です。(会期は2018年9月5日まで)この記事では、展覧会の見所、イベント情報の紹介の他に、実際に会場に行ってきましたので展示の様子や混雑などもレポートいたします。

「悪人か、ヒーローか villan or Hero」展メインビジュアル

歴史資料や創作物を見ていくと、当時の社会規範や支配体制の枠組みにおいて「悪」とされた人々が、一転してヒーローやヒロインとして魅力的に描かれている例が多々あります。一方、歴史上で大きなことを成し遂げた人物が、後世への教訓のために悪い例として語り継がれていることも少なくありません。本展では、多様な立場、視点によって「悪人」あるいは「ヒーロー」とされた古今東西さまざまな人物に関する記録を集め、彼らの虚像と実像に迫ります。(公式サイトより)

開催概要

東洋文庫は1924年に設立。
世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられている東洋学の研究図書館です。

モリソン書庫
編集部撮影
これを観るためだけでも行く価値があります

項目 内容
展覧会名 「悪人か、ヒーローか villan or Hero」
会場 東洋文庫ミュージアム
会期 2018年6月6日(水)〜9月5日(水)
時間 10:00-19:00
※最終入館は閉館の30分前まで
6月17日(日)は14:30最終入館、15時閉館
休館日 毎週火曜日
※火曜日が祝日の場合は翌平日
入館料 一般 900円
65歳以上 800円
大学生 700円
中・高校生 600円
小学生 290円
主催 公益財団法人東洋文庫、朝日新聞社
公式HP http://www.toyo-bunko.or.jp/

アクセス

  • 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21
  • 電話:03-3942-0280

展覧会のみどころ

「悪人か、ヒーローか villan or Hero」チラシ裏面

「悪人か、ヒーローか villan or Hero」チラシ裏面

スター集結!歴史人物たちの知られざる顔にせまる?!

秦の始皇帝、曹操、平清盛、織田信長、さらにはマリー・アントワネットまで、誰もが知っている歴史上の人物について、歴史書、文学作品、浮世絵など、さまざまな史料やメディアをとおして、彼らの虚像と実像にせまります。

北斎が描いた「水滸伝」、徳川家康の命で版が作られた「吾妻鏡」、マリー・アントワネットの旧蔵と伝えられる豪華本など、史料そのものの面白さや価値はもちろんですが、そこから読み取れる歴史人物たちの生き様や人間性にご注目ください。 (プレスリリース)

恐ろしいけど、つい見てしまう・・・刑罰の世界

日本を中心とした、様々な刑罰に関する記録が展示されます。流刑地に残る著名人の逸話、江戸時代に施行されていた拷問や刑罰の図、イギリス使節が記録した中国の刑罰など、滅多に見ることのできない、怖いもの見たさの好奇心をくすぐる史料が初公開品も含めて展示されます。

会場の様子

会場の様子
編集部撮影

会場の様子
編集部撮影

会場の様子
編集部撮影
シャレが効いた中にもわかりやすい内容にで非常に面白いキャプションの数々。

混雑の状況など

土曜日の14時半頃ですが、そこそこ空いている感じです。展示物1点を1人で観るようなイメージです。

写真撮影について

館内は写真撮影OKです。

同時開催及び講演会・イベントの紹介

同時開催:安政五カ国条約と近代日本の国際交流

明治時代の日本の国際文化交流に関する資料を展示し、その足跡をたどります。「安政の五カ国条約」締結の翌年に刊行された条文集、鹿鳴館や三菱一号館など数々の名建築を設計したジョサイア・コンドルの日本庭園入門書、フランス人画家ビゴーによる諷刺画など、幕末・明治の日本の国際化、文化を語る上で欠かせない有名な史料を観覧できます。

ミュージアム講演会

今回の展覧会も「悪」をテーマとした講演会が多数予定されています。
参加申し込みは、東洋文庫さんの詳細ページを参照下さい。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/lecture/lecture_list.php

講演会名 江戸のメディアにみる悪人像
日時 6月10日(日)14:00~15:30
講師 渡邉晃(太田記念美術館主幹学芸員)
講演会名 人間始皇帝をめぐる悪人たち
日時 7月1日(日)14:00~15:30
講師 鶴間和幸(学習院大学教授)
講演会名 オスマン朝君主の見方を考える
日時 7月21日(土)14:00~15:30
講師 鈴木董(東京大学名誉教授)
講演会名 三国志の「奸」と「雄」-董卓・呂布・曹操
日時 8月4日(土)14:00~15:30
講師 渡邉義浩(早稲田大学教授)

ワークショップ

イベント名 親子で楽しむ!悪人 or ヒーロー
日時 8月9日(木)13:30~15:00
講師 篠木由喜(東洋文庫研究員・学芸員)
  • 歴史に興味のあるお子さんが展示をさらに深く楽しめるよう、学芸員が解説します。自由研究に役立つおみやげつき!
    • ※小学校3年生以上、保護者同伴必須

他分野連携展示『悪』

こちらの展示と同時期に他分野連携で「悪」をテーマにした展覧会が一斉に開催されます。

  • 東洋文庫
  • 太田記念美術館
  • 國學院大學博物館
  • 国立劇場伝統芸能情報館
  • 国立演芸場演芸資料展示室
  • ヴァニラ画廊

特徴が異なる各館の展示を周遊することで、「悪」というテーマを個性豊かな切り口を楽しみつつ、より広く深く理解していただけますと幸いです。 さらに、会期中には相互割引(入館料もしくは図録)サービスの実施、銀座蔦屋書店での関連ブックフェアとトークイベントの開催を予定しています。 (プレスリリースより)

読んでいただいてありがとうございました。

駒込の六義園隣接する立地のと東洋文庫は。元々は同じ敷地内にあり、歴史を共有しています。相互割引/コンビチケットもありますのでお出かけの際は六義園とセットでまわるコースの検討もオススメです。19時まで開館というのもうれしいですよね!

(取材協力:東洋文庫様)

モモン

ライター:

モモモサーバー編集長。好きな食べものはカレーパンとパイナップル。興味のあることにどんどん首を突っ込んで行きたい。どちらかというと映画よりも展覧会やの方が自分のペースで楽しめるので気に入っている。