[開催中]特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」みどころと会場レポート(東京国立博物館)

特別展「顔真卿」展覧会場入り口
報道内覧会にて編集部撮影

最終更新:2019年1月24日 読者プレゼント終了しました。
1月16日 報道内覧会取材・物販情報・会場レポート等コンテンツを追加

[開催中] 特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」

会場入口
報道内覧会にて編集部撮影

上野公園の東京国立博物館で2019年1月16日(水)より特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」(がんしんけい おうぎしをこえためいひつ)が開催中です。同展は書の普遍的な美しさを法則化した唐時代に焦点をあて、顔真卿の人物や書の本質に迫るもので、後世や日本に与えた影響にも目を向け、王羲之神話が崩壊する過程をたどりながら、改めて唐時代の書の果たした役割を検証していきます。

この記事では特別展示「顔真卿 王羲之を超えた名筆」の見どころの他、報道内覧会での取材による会場の様子、またオリジナルグッズ等の物販についてまとめてご紹介します。

展覧会のみどころと顔真卿について

  • 楷書の美しさ徹底解析!
  • 天下の劇跡「祭姪文稿」(さいてつぶんこう)の魅力に迫る!
  • 王羲之神話の崩壊をたどる!!

顔真卿について

顔真卿は、山東省の琅邪臨沂(ろうやりんぎ)の人。代々、訓詁と書法を家学とする名家に生まれ、唐の玄宗皇帝の治世になる開元22年(734)、26歳で官吏登用試験に及第し、4人の皇帝に仕えた官僚です。虞世南(ぐせいなん)、欧陽詢(おうようじゅん)、褚遂良(ちょすいりょう)ら初唐の三大家とは異なる美意識のもとにつちかわれたその書は、後世の多くの人々にきわめて大きな影響を与え続けています。

会場の様子

開催に先立ち、1月15日 に行われた報道内覧会を取材してきました。メディアの他、書家の方や海外の方も出席されており、本展への高い注目と期待度を感じました。

今回は「書」の展覧会ということで、やや敷居が高いというイメージがあるかも知れませんが、音声ガイド以外にも、会場内にはイラスト付きキャプションなども設置されていて、はじめての方でも十分に楽しめる工夫がなされているのが印象に残りました。

紀泰山銘


紀泰山銘  唐玄宗筆 唐時代・開元14年(726) 東京国立博物館蔵
報道内覧会にて編集部撮影

唐の第六代皇帝玄宗(在位712~726)による隷書の大作で、山東省泰山の崖に刻され、現存している。天井から吊るしても余ってしまうほどの巨大な書。

祭姪文稿(さいてつぶんこう)

祭姪文稿 顔真卿筆 唐時代・乾元元年(758) 台北 國立故宮博物院蔵
報道内覧会にて編集部撮影

顔真卿が亡き顔季明を供養した文章の草稿である「祭姪文稿」。この悲痛と義憤に満ちた情感あふれた書については、展示ケースの横の壁面に詳しい解説が掲示されていますので、そちらも是非チェック下さい。

オリジナルグッズも充実

会場内の特設ショップでは、本展オリジナルマスキングテープ(自叙帖、祭姪文稿の2種類、550円と400円)の他、てぬぐい(各1,300円)トートバッグ(850円、2,800円の図録とセットだと3,500円)、また写真には入っていませんが、「 祭姪文稿 」より文字を形どった「愛」「心」の豆皿(1,600円)など、かなり素敵がグッズが販売されています。

関連展示:東洋館にも注目

東京国立博物館 東洋館8室の入り口
報道内覧会にて編集部撮影

東京国立博物館 東洋館8室では「王羲之書法の残影 -唐時代への道程(みりのり)-」を開催中です。こちらは台東区立書道博物館との連携企画で、東晋時代から唐時代までの初の道程を拓本や肉筆資料でつづるというものです。(会期は3月3日まで)

次ページより特別展「顔真卿 王羲之を超えた名筆」の展示作品を紹介します

  • 次ページより本展の展示作品を画像とともに紹介します。