1月22日より、原宿の太田記念美術館で開催されている「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」に行ってきました。展覧会の様子や混雑具合などについてレポートします。

今年は明治維新から150年

今から約150年前、長らく続いた江戸幕府が崩壊し、新たに明治政府が樹立するという、時代の大きなうねりが起こりました。幕末・明治の浮世絵師たちは、時には、戊辰戦争や文明開化といった社会の変化を描き、時には、西洋文明の影響を受け入れながら、新たな絵画表現にチャレンジしました。
幕末・明治という時代にあわせて激動していく浮世絵をお楽しみください。(公式サイトより抜粋引用)

明治維新から150年目ちなみ、幕末から明治にかけて制作された浮世絵約150点が展示されます。前後期で展示入れ替えがあり、タイトルに入れた鈴木年基・月岡芳年の描くそれぞれの西郷隆盛の作品は前後期両方に行かないと観られません。

「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」展示概要

太田記念美術館「明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵」チラシ

太田記念美術館は国内有数の浮世絵専門の美術館です。

項目 内容
展覧会名 明治維新150年 幕末・明治 ―激動する浮世絵
会場 太田記念美術館(東京原宿)
会期 2018年1月5日(金)~2月25日(日)
前期 1月5日(金)~28日(日)
後期 2月2日(金)~25日(日)
※前後期で展示替え
開館時間 10:30-17:30(入館は17時まで)
休館日 1/9、1/15、1/22、1/29~2/1、2/5、2/13、2/19
入館料 一般700円/大・高校生500円/中学生以下無料

アクセス

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10

[kpAd]

展示の様子と感想

江戸時代はお上の批判はもちろん、時事ネタを作品にすること自体が禁止されて居たため、何かでたとえる形で表現することで浮世絵は規制を免れて(免れようとして)来ました。明治になり時事を描くことが許されるようになってからは絵画作品は現代でいうカメラの役割として夜の出来事を伝えるという役目も担うようになります。

ただ、いまのようなカメラによる記録とは全然違いますので、中には想像で描いたものなどもあったりします。個人的には歌川芳員「亜墨利加国蒸気車往来」のどうみても100%想像で描いてるよね!の蒸気機関車が良かったです(笑)

他に、明治になってからの浮世絵ということで人力車や電柱など、北斎の時代にはなかったモチーフが出てきたのも興味深かったです。

後期展示では、メインビジュアルの鈴木年基「文武高名伝 旧陸軍大将正三位西郷隆盛」に替わり、月岡芳年「西郷隆盛霊幽冥奉書」が登場します。西郷を立派な軍人として描いた鈴木年基に対して、月岡芳年は(やっぱりというか)幽霊となって建白書を届けようとする姿を描きます。こちらも楽しみです。

学芸員スライドトーク

実は!訪問した1月8日に開催していたのですが、タッチの差で間に合わなかったのです。がっくり。でも、会期中1/19(金)、1/23(火)、2/6(火)、2/12(月祝)、2/23(金)と機会があるため、いずれかに行けたらと思います。各回とも14時から40分程度、入場券のみで無料で参加出来ます。

混雑度

貸し切りとまでは行きませんが、空いていました。葛飾北斎とか月岡芳年の特集の時以外は大混雑ということはないようですね。そのぶん好きなだけじっくり観れるのでおすすめではあります。

客層

外国の方多めでした。来日外国人向けの情報サイトで東京に行ったら観に行くべきミュージアムの一つに入っているみたいです。浮世絵はジャパニーズウッドプリントというらしいですね…。

撮影について

太田記念美術館は写真撮影はNGです。

AD:美術鑑賞がもっと楽しくなります。

モノキュラー(単眼鏡)があれば、特に日本美術の鑑賞は楽しくなりますよ。編集長も使ってます。

Vixen 単眼鏡 マルチモノキュラーシリーズ アートスコープH4x12 11301-9 レッド

太田記念美術館の年間パスについて

スタッフの方にお聞きしたところ、年間パスは1月頃に発売の告知が出て3月中には受付が締め切られるということでした。

ちなみに平成29年度は3月3日~3月26日が受付で、6,000円でした。招待券が4枚つきさらに1年間フリーで出入り出来る他、各種特典が受けられます。ほとんどの展示が前後期で入れ替えがあるため、今年は受付がはじまったら是非作ろうと思います!

太田記念美術館の入り口