2018秋は「みほとけ巡り」東京の美術観光おすすめコース

東京国立博物館<br />2017年12月に編集部で撮影

東京国立博物館
2017年12月に編集部で撮影

ハシゴのススメ~展覧会の「美術観光ツアー」で芸術の秋を堪能

こんにちは編集長です。2018年秋の展覧会の特徴として、仏像展の充実&会期が被っているというのがあると思うんですね。
今回は「展覧会ハシゴで楽しむ東京」というテーマにて、都内の3つの展覧会、東京国立博物館の「大報恩寺」展、三井記念美術館の「仏像の姿(かたち)」展、サントリー美術館の「醍醐寺」展の3つを1日で見て回る場合の、プランニングについて考えてみました。「秋の展覧会3選」「秋の展覧会のおすすめ比較」という記事はわりと多くありますが、この記事は3展の会期、開館時間、電車移動での距離を考察して休日の東京美術観光の計画の立て方にスポットを置いた企画となります。

編集部おすすめ美術観光コース

上野公園の入り口
編集部撮影

秋の東京を美術館観光として、ぜひ回っていただきたい、3つの展覧会をピックアップしました。各展覧会とも当サイトで取材記事を書いてますので、内容や詳細、主な展示作品等はリンク先でチェック出来ます。

開催概要からみた三館の比較

項目 東京国立博物館 三井記念美術館 サントリー美術館
展覧会の会期※ 10/2-12/9 9/5-11/25 9/19-11/11
開館時間 09:30-17:00 10:00-17:00 10:00-18:00
金曜日の
閉館時間
21時 17時 20時
土曜日の
閉館時間
21時 17時 18時
定休日 月曜
10/9(火)
10/8(月祝)開館
月曜日
10/9(火)
10/8(月祝)開館
火曜日
主な最寄り駅 上野 三越前 六本木

※特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」(東京国立博物館  平成館)/「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」(三井記念美術館)/「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」(サントリー美術館)となりますが、スペースの都合上、簡略化して表記しています。

まずは上野・銀座・六本木の位置関係から

あ、このセクションは都心在住の方はスルーでOK。

上野、銀座(三越前)、六本木の位置関係のざっとしたイメージ<br />編集部作成<br />まとめサイト様等での引用、転載歓迎ですが有償となります。

上野、銀座(三越前)、六本木の位置関係のざっとしたイメージ 編集部作成 まとめサイト様等での引用、転載歓迎ですが1日5000円からの有償となります。

西側から六本木-銀座(三越前)-上野という並びになります。都内は町と町の間は都下や地方に比べると近いため、六本木-上野間で30分くらい。

各駅の距離感目安

電車的な位置関係。一応、上野⇔三越前:銀座、上野⇔六本木:日比谷線、六本木⇔三越前:日比谷線+銀座線という想定で。所要時間は時間帯や駅の混雑(あと迷うとかですね)具合によって変わりますので、最速でこんなもの、という目安でお考え下さい。

六本木 銀座(三越前) 上野
六本木 19分 25分
銀座
(三越前)
19分 25分
上野 25分 7分

まとめると、上野-銀座(三越前)間は近いけど、六本木はちょっと離れた位置にあるということになります。なお、上野駅のJRと地下鉄の場所は結構離れてます。この表をマンマで計画を立ててはだめです。もうちょいマージンを見込んで計画を立てて下さいね。

各館の最寄り駅からの徒歩距離の目安

施設名 駅からの距離
サントリー美術館 六本木 ※地下通路にて直結
三井記念美術館 銀座(三越前) A7出口から徒歩1分
東京国立博物館 上野 銀座線上野駅から15分
JR上野駅より10分

駅からの徒歩の時間は各館の公式HPにあったデータを使用していますが、サントリー美術館も地下通路も直結ではありますが、もちろん改札を出た直後が美術館入り口ではありません。ガレリアの3Fまで上がる必要がありますのでもう少しだけ移動時間の余裕は見たほうが良いです。また、トーハク(東京国立博物館)はJRからだと10分ですが、他の美術館への移動のことを鑑み、今回の記事では銀座線の方からの距離で考察しています。

ここまでのまとめ

上野→三越前→六本木、すなわちトーハク→三井記念→サントリー、またはその逆回しが効率は良いことになります。

金・土の夜間開館延長もポイント

で、今度は閉館時間について。博物館・美術館は17時頃の閉館が多いですが、サントリー美術館は金曜は20時まで、トーハクの場合は金・土曜は21時まで開館しています。ハシゴに関係なく、これは覚えておくとかなり人生が豊かになる情報です。ただし、変更がある場合もあるのでご注意を…。私が書くのもなんですが、必ず公式のHPもチェックしてみてください。

ちょっと休憩(広告)、展覧会のお供におすすめアイテム

編集部推奨 ビクセンのモノキュラー

編集長も愛用中。仏像の目の部分や光背の細かいディティールなどをじっくり楽しめる他、混雑する会場で重宝します。覗き込む側はラバー製なのでメガネの上からで余裕でピント合わせ可能。

ちなみに他社から美術館モデルというのが出てます。美術観賞向けにレンズが明るいというのがウリのようですが、そもそも野鳥撮影用の超望遠レンズでも使わない限り視界が暗いというのはあり得ないのでは?とも思います。今使っているビクセンでは少なくとも何も不満がないです。ただ、そちらは多少値段が安いです。光の反射がやや気になるというレビューもあるようですが、概ね評判はよさげです。今回は掲載しませんが、入手できたらレポリます。

1日で全部回りたい人向けコース

ということで、ここまででだいたいの距離感とか各館の概要はつかめたので、展覧会ハシゴによる東京美術館オフなんかを企画されてるみなさんはもう読まなくてもOKなのですが(?)編集部なりハシゴコースを作成してみました。実際は「疲れ」というものもありますので、あくまでも参考としていただいて、ご自分のプランにアレンジしていただければと思います。

  • 09:30 開館と同時に東京国立博物館で特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」観覧
  • 11:00 駅へ移動、上野で食事(とりあえず15分+1時間で計算)
  • 12:15 銀座線上野駅、三越前駅へ
  • 12:30 三越前駅着、三井記念美術館にて「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」観覧
  • 14:00 六本木へ移動
  • 14:40 サントリー美術館で「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」観覧
  • 16:10 観覧終了、お疲れ様でした!

例は上野始まりとしてみました。強行軍ながら、一応食事を取る時間をいれても平日の閉館時間内になんとか収まりますね。週末の夜間開館を絡めればもっと余裕がでるかもです。※各展覧会の所要時間は90分として計算してますが、混雑状況によっては並びが出ていなくても館内の流れが遅く、時間がかかる場合もあります。予定を立ててもあまりスケジュールにこだわりすぎず、柔軟に変更した方が幸せになれます。

おすすめは2回に分けて観覧

せっかくなんでもう1案。現実的に考えると疲労と混雑の問題がありますので、やっぱり2回に分けようか…というプラン。今度は六本木始まりにしました。 特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」はもちろん仏像ではないのですが、会期と場所が「大報恩寺」展と同じなので2回目はトーハクデーにして回るというプランにしてみました。ついでに通常展である総合文化展も観覧する、今回は書きませんがさらに東洋館にも足を伸ばせばお腹いっぱいに美術品に触れられます。

  • 1日目(第一回):六本木+銀座コース
    • サントリー美術館「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」
    • 三井記念美術館にて「仏像の姿(かたち)~微笑む・飾る・踊る~」
  • 2日目(第ニ回):上野コース
    • 東京国立博物館・平成館にて特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」
    • 同じく東京国立博物館・平成館にて特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」
    • 東京国立博物館にて総合文化展

もちろん、プランに決まりはありませんから、上野だったら東京都美術館や国立西洋美術館、あるいは国立科学博物館や上野動物園を絡めるのも良いかも。実は立案するのが一番楽しいとウソブク方もいらっしゃるくらいなので、大いにプランニングも楽しんで下さい!

読んでいただいてありがとうございます

展覧会をハシゴ、とか同じ展覧会に複数回行く、というとなんだかすごくヘビーでマニアなことに感じるかも知れません。また1日に何本くらい見れるものなの?という疑問もあるかもしれませんが、そうですねー、映画のハシゴ、みたいなものとしてお考えいただくと近いのかも、と思います。「楽しみ」に行くから行楽ですので、無理しちゃったらいけませんですよー。美術展や展覧会も、映画や音楽同様に「近いジャンルのまとめて掘り」をすることで、それぞれのつながりが見えてきて更に楽しめます。ぜひご参考にして芸術の秋を楽しんでください!

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